




ウェブ上で請求書を発行。
取引先へPDFなどの電子データで送付します。



e-Tax Invoiceは、タイ政府の「e-service」と呼ばれる電子サービスの一部です。2017年6月に、歳入局は請求書の電子化(e-Tax Invoices)、および領収書の電子化(e-Receipts)の準備を進める規定を発表しました。
e-Tax Invoice/Receiptの発行は、電子取引法に則った方法で、安全かつ信頼できるハードウェアおよびソフトウェアを用いなくてはならないとされています。
これまで紙でやり取りをしていた請求書・領収書をデジタル化化することで、導入する企業にとっても多くのメリットがある他、取引先に対しても電子化を求める企業も増えてきており、今後は多くの企業がデジタル化に向けて進んでいくことが予想されます。
E-Tax導入前:紙での運用の課題

1. 運用費
紙代、印刷費用、送料など
運用費がかかる



2. 保管におけるコスト
請求書や領収書は発行日から最低5年間保管する義務があり、膨大な文書を保管するスペースや管理費が必要


3. 作業工数
文書の作成や署名・承認手続き、歳入局へ発送準備など、経理担当者への
負荷が大きい
タイでe-Tax Invoiceを行うメリット


メリット 1 :
請求書など の「紙」を配送するための時間とお金の節約
これまでの紙での運用では・・・
会社によっては、月に何百、何千とも発行される請求書。
発行した請求書を社内営業担当者が持参して届けに行ったり、郵送やバイク便などで相手先に渡していたりしていませんか?
そうした紙のやり取りは、時間や工数のムダにつながり、書類自体もリアルタイムに相手に届けることが出来ません。
電子化すると、紙の配送時間と経費を削減できます。
請求書を電子化してしまえば、メール送付等が可能となるため「紙を届ける」ための時間や経費が削減されます。
また時間や費用が削減できるだけでなく、取引先とリアルタイムで請求情報を共有することも可能です。

メリット 2 :紙の保管スペースと管理の工数削減
これまでの紙での運用では・・・
タイでは、発行された請求書は、規定の期間(VAT税に関するタックス・インボイスは最低5年)保管しなくてはならないとされています。そしてこれらの書類を紙で発行された場合、1件の請求につき何枚もの紙が使用されるためその保管枚数は膨大な量となります。また、監査などで該当の資料が必要となった場合は、それらの紙の山の中から探し出す作業が発生し、この作業に多大な労力を要する企業も少なくありません。
電子化すると、紙の保管スペースと紙を探す時間を削減
電子化することで紙がなくなるため、これまで大量の紙を保管するために占領されていたスペースが不要になります。同様にファイリングのためのファイルや段ボール箱などもなくなり、タイで起こりがちな洪水による浸水や、災害や火事、虫食いなどによる経年劣化への不安も軽減されます。(※災害等対策は、Cloudサーバー利用などの検討も別途必要となります)
データ化したタックス・インボイスの資料は、ファイル名やタグ付け、保管場所、請求書番号の管理などのルール化を行うことで「検索」からすぐに該当ファイルを探し出すことも出来るようになり、監査のたびに資料を探し出す工数も削減が出来ます。


メリット 3 :ペーパーレス化
これまでの紙での運用では・・・
取引先への送付用と社内での保管用に印刷が必要なため、膨大な量の紙を使用しなければなりません。これは紙にかかる費用だけでなく、環境にも友好的ではありません。
電子化すると、ペーパーレス化の実現
紙が必要でなくなることで、紙代の削減はもちろんのこと、環境に与える影響を減らすことができます。
近年、タイでも環境保護のための取り組みが進んでいる中、環境への配慮は必須といえるでしょう。


メリット 4 :電子署名と承認の実現
これまでの紙での運用では・・・
請求書への署名が必要のため、署名者がオフィスへ出社して署名を行う必要があります。そのため、外出中や出張中の対応ができず、時間がかかってしまうことがあります。
電子化すると、承認や署名にかかる時間の削減
電子署名が認められているため、いつでもどこでも承認・署名が可能になります。また出社の必要がなくなるため、リモートワークにも対応ができ、従業員の柔軟な働き方を叶えます。

クラウドサービス型 e-Tax Invoiceの概要


e-Tax Invoiceの強み

低コストで導入が可能
クラウド上のプラットフォームのため、
トランズアクション量によって自社に必要なコスト
のみで使用が可能。


コスト・工数削減

高度なセキュリティ
ISO 27001規格に準拠した運用方法により、安全に歳入局や取引先とのやり取りが可能。

オンライン型電子プラットフォームの導入により、各社の設備投資負担を抑え、請求プロセス・紙ベース管理保管にまつわる多大な運営コストを排除します。

e-Tax Invoiceシステムでできること
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タイ国歳入局の規定に基づいた電子形式に対応
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歳入局や取引先との安全な電子データのやり取り
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Tax Invoiceやその他必要な文書をセキュアなストレージに保存。検索や文書管理機能も搭載
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取引先や歳入局へ文書を送信する前など承認プロセスにも対応
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ダッシュボード機能で書類のデータや送信状況の管理を見える化
e-Tax Invoiceシステムの機能・特徴
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ERPや会計システムとの柔軟なインターフェース
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ERPや会計システムが導入されていない場合でも対応可能
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歳入局の規定に基づいた文書の仕様に準拠
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RPAを介して経理部門に電子データを自動的でアップロード(別途RPAの導入が必要です)
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歳入局の規定に準拠した安全なデータストレージを使用
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スケジュール設定で取引先や歳入局へのデータ共有を自動化
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取引先や歳入局へ文書を送信する前など承認プロセスにも対応
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文書内のキーワード検索が可能
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ISO27001に準拠した安全なセキュリティ

