

ダッシュボードは飾り?!ダッシュボードを見て行う次アクション活用法
第2回:ダッシュボードを見る「目的」を明確にする

前回は、ダッシュボードが単なる“飾り”になってしまう理由を解説しました。今回はさらに踏み込み、ダッシュボード活用で最も重要なポイントである「目的設計」について考えていきます。

第2章: ダッシュボードを見る「目的」を明確にする
そもそも、何のためにダッシュボードを見るのか?
ダッシュボード導入時によくある誤解は、「データを見られること自体が価値だ」という思い込みです。
しかし本来、ダッシュボードを見る目的は次のようなものです。
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問題を早期に発見する
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判断を迅速に行う
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改善行動を促進する
つまり、ダッシュボードとは「次の行動」を決めるために存在するツールなのです。
目的を明確にせず、ただデータを並べるだけでは、見る人も「で、これは何をすればいいのか?」と戸惑い、結局使われなくなります。
見る人によって「目的」は違う
さらに重要なのは、見る立場によって目的が異なるという点です。
一例を挙げると、次のような違いがあります。
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経営層
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全体状況を俯瞰し、戦略的な意思決定に役立てる
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マネージャー層
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部門ごとの進捗管理・ボトルネックの早期把握
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現場担当者層
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日々のタスク達成度確認・異常対応
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にもかかわらず、「全員共通の1枚ダッシュボード」で済ませようとすると失敗します。経営層には月別売上推移が必要かもしれませんが、現場担当者には「今日出荷すべき品目リスト」の方が重要なのです。
目的別に設計すべきダッシュボードのあり方
目的に合わせた設計ができているかをチェックするために、次の3つの問いを自社に当てはめてみてください。
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ダッシュボードを見た後、誰がどんな行動を取ることを期待しているか?
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→ 行動がイメージできなければ、設計を見直すべき。
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判断が必要な単位まで情報が整理されているか?
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→ データが多すぎても、粗すぎても、次のアクションにつながらない。
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目的ごとにダッシュボードを分けて提供できているか?
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→ 経営層用、マネージャー用、現場用と役割別に作り分けが理想。
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ダッシュボードは万能ではありません。
「誰にとって、何のために必要なのか」をはっきりさせることで、初めて意味のある可視化が実現できるのです。
いかがでしたでしょうか?今回の記事で重要な点は次の3つです。
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ダッシュボードは「次アクションのために見る」ものである
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立場(経営層・管理職・現場)ごとに目的が異なる
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目的別に設計されたダッシュボードでなければ活用されない
次回は、さらに一歩進めて、「次アクションを生み出すダッシュボード設計」を具体的に解説します。
見るだけでなく、動きたくなる仕掛けとは何か?実践的なポイントをお伝えしますので、ぜひ続けてご覧ください!
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