

ダッシュボードは飾り?!ダッシュボードを見て行う次アクション活用法
第3回:次アクションを生み出すダッシュボード設計

前回は、ダッシュボードが単なる“飾り”になってしまう理由を解説しました。今回はさらに踏み込み、ダッシュボード活用で最も重要なポイントである「目的設計」について考えていきます。

第3章: 次アクションを生み出すダッシュボード設計
“見るだけ”で終わらないために必要なこと
ダッシュボードを見たあとに「で、次に何をすればいいの?」となるようでは意味がありません。
ダッシュボードの価値は、そこから次の行動が自然に生まれるかどうかにかかっています。
では、どう設計すればいいのでしょうか? ポイントは、次の3つです。
① 判断できる単位でデータを切る
まず重要なのは、「判断できる単位」にデータを整理することです。
データが多すぎたり、まとめすぎていたりすると、現場担当者もマネージャーも次のアクションに移れません。
たとえば:
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【悪い例】「全体の売上推移」を毎日見る → 今日何をすべきか分からない
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【良い例】「本日締切の案件リスト」「今週在庫不足が予想される品目」→ すぐに動ける
つまり、“次に何をするか”が一目で分かる粒度で情報を提示することが必要です。
「総合成績表」ではなく、「次の1手を決める作戦図」を目指しましょう。
② アラート・異常検知を仕組みに組み込む
人は、すべての情報を均等に注視することはできません。
そこで有効なのが、アラート機能や異常検知の仕組みです。
たとえば:
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在庫が安全在庫を下回ったらアラート表示
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不良率が一定値を超えたら赤色で強調
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売上目標達成率が未達の場合にアラート送信
こうすることで、「注意すべき情報だけに目を向ける」仕組みを作ることができます。
すべてを眺めるのではなく、重要な変化に絞って迅速にアクションできる環境を整えましょう。
③ “行動を促す”デザインの工夫
ダッシュボードのレイアウトやデザインも、行動を促す上で非常に重要です。
具体的には、次の工夫が効果的です。
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情報に優先順位をつける
→ 重要なデータほど大きく目立たせ、重要度の低い情報は控えめに配置。 -
「次のアクション」を示唆するメッセージを添える
→ 「目標未達です。営業活動強化を検討してください」など、簡単な指示文を併記。 -
色・アイコン・グラフで直感的に伝える
→ 異常時は赤、順調なら緑など、瞬間的に状況判断できる工夫。
単にきれいに整えるのではなく、**「見た瞬間に動きたくなるデザイン」**を意識しましょう。
いかがでしたでしょうか?第3回のまとめポイントは次の3つです。
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判断できる単位でデータを整理し、次アクションを想像できるようにする
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アラートや異常検知を組み込み、重要変化に集中できるようにする
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デザインで直感的に行動を促し、考えなくても次の動きが分かるようにする
次回は、ダッシュボードを整えたあと、「現場でどう動かすか?」という観点に焦点を当てます。
せっかく設計しても、現場が実際にアクションを起こさなければ意味がありません。第4回では、「見ただけで行動できる現場づくり」の実践策を詳しく解説しますので、ぜひ続けてご覧ください!
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