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「備品管理のすべて : 効率化のための実践ガイド 」  
第1回:備品管理の重要性 

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今回は企業内では意外と軽視されがちな、「備品管理」についてのガイドをお届けします。この「備品管理」ですが、例えば固定資産登録をしなければならないような高価な物品や、ビルの安全管理面から定期的に検査をしなければならない消火器や防火設備などの所在確認、点検実績を管理していくものです。これらの業務は基本的に「エクセルの台帳+紙のチェックリスト」など人間系かつアナログに近い運用を行っている企業がほとんどです。しかしながら、このデジタル化の時代において、このような業務運用は非効率であり、また不適切な物品管理は資産管理上の問題点として指摘されがちです。このブログシリーズでは、備品管理の基本を振り返りながら、システムの導入方法や活用方法について学んでいきます。

第1章: 備品管理の重要性 

  • 導入

    • 備品管理は、企業が所有するすべての物品(消火器、モニター、プロジェクタなど)を効率的に管理し、維持するための重要なプロセスです。これにより、適切な物品の使用、メンテナンス、廃棄が確保され、業務のスムーズな運営が可能になります。特に、企業が規模を拡大するにつれて、備品管理の重要性は増していきます。 

  • リスク管理 

    • 効果的な備品管理は、リスク管理の一環としても重要です。例えば、定期的な点検を行うことで、消火器の不備やプロジェクタの故障を未然に防ぐことができます。これにより、事故やトラブルを回避し、従業員の安全を確保することができます。適切な備品管理は、企業の信頼性を高めるためにも不可欠です。 

  • コスト削減 

    • 適切な備品管理は、コスト削減にも大いに貢献します。備品の使用状況や寿命を正確に把握することで、無駄な購入や過剰在庫を防ぐことができます。また、定期的なメンテナンスを行うことで、備品の寿命を延ばし、修理や交換の頻度を減少させることができます。これにより、長期的なコスト削減が実現します。 

  • 正確な資産管理 

    • 一定額以上で購入した物品は経理上の資産管理対象となり、資産計上および減価償却対象となります。正確な経理処理のためには、正確な備品管理を行う必要があり、資産管理対象の物品は厳格に管理しなければなりません。誤った資産管理は誤った税金計算を引き起こすため、適切な備品管理が求められます。 

備品管理システムの導入により、これらの課題に対するソリューションが提供され、業務の効率化とリスクの低減、コスト削減が実現します。次章では、備品管理における具体的な課題について詳しく説明します。 

第2章: 備品管理の課題 

  • 所在管理の難しさ 

  • 備品の所在管理は、多くの企業にとって頭痛の種です。物品の使用場所が頻繁に変わることや、複数の部署や施設にまたがって備品が配置されている場合、その所在を正確に把握することは非常に困難です。特に、管理が手作業で行われている場合、ヒューマンエラーによる記録ミスが発生しやすく、所在不明の備品が増える原因となります。 

  • 定期点検の必要性 

  • 備品の定期点検は、その機能と安全性を維持するために不可欠です。しかし、点検のスケジュール管理や実施状況の把握は容易ではありません。特に、点検項目が多岐にわたる場合や、専門的な知識が必要な場合、点検が不十分になりがちです。また、点検結果を適切に記録し、次の点検に役立てるための情報管理も重要な課題です。 

  • 情報の一元管理 

  • 備品管理において、情報を一元管理することは非常に重要です。各備品の使用状況、メンテナンス履歴、所在情報などを一元的に管理することで、迅速かつ正確な意思決定が可能となります。しかし、情報が分散して管理されている場合、情報の統合が難しくなり、管理効率が低下します。また、情報の更新がリアルタイムで行われない場合、古い情報に基づいた判断がなされるリスクもあります。 

  • 棚卸の手間 

  • 備品の棚卸作業は、多くの企業で手間と時間を要する作業です。特に、情報が一元管理されていない場合、各部門や施設から情報を集めるのに多くの時間と労力が必要となります。手作業での棚卸はミスが発生しやすく、正確な在庫数を把握することが困難です。また、棚卸作業自体が業務の一部として定期的に行われることが少ないため、突発的な棚卸が必要となった場合に対応が遅れることもあります。 

これらの課題を克服するためには、効果的な備品管理システムの導入が不可欠です。 

いかがでしたでしょうか。備品管理の基本事項をおさらいできたかと思います。備品管理における課題を放置しておくことは、業務効率の悪化だけでなく、不適切な資産評価につながったり、安全性を確認しなければならない備品の放置を招いたりします。次回のブログでは、これらの課題を解決するにはどうするか?について触れていきたいと思います。 

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