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RPAコラム第2回:タイでの導入メリット

RPAをもっと知りタイ!今日から始める業務改善~オフィス内の自動化

タイでのPRA導入~第2回:
タイだからこそ!RPAをタイで導入するメリットについて考える

前回のおさらい:RPA導入の目的は、人件費削減?

前回は、日本とは異なるタイの人件費事情や、「人海戦術」によって積み重なるルーチンワーク、タイ人スタッフからの導入反対など、タイ特有の背景を元に「タイでのRPA導入の目的」をご紹介しました。

タイでのRPAの導入目的と成果

  1. 賃金の安いタイでは、日本に比べてコスト削減の効果が低い。
  2. ムダな作業による負荷から解放し、本来の業務に集中してもらうことが会社の利益につながる。
  3. 人間とロボットの得意分野は違うので、RPA(ITロボット)は人間の仕事を奪う訳ではない。
  4. 誰でも出来る単純な仕事はロボットに任せて、人間が得意とする「考える」仕事に向き合う。
  5. RPAで出来た余裕時間をどのように活かすのかが重要なポイント。
RPAコラム第1回:導入目的と成果

ところで、タイでRPAを導入するメリットは、日本と全く同じなのでしょうか?いいえ、タイだからこその導入メリットはたくさんあります。

第2回となる今回は、タイでRPA導入サポートを数多く経験してきた中で見えてきたタイに特化したRPA導入メリット」に注目して、4つのポイントをお伝えいたします。

そもそも、RPAって何? RPA基礎知識

RPAは、人間の代わりに業務を自動化するためのITロボット

RPAとは?

RPAの正式名称は、「Robotic Process Automation」。簡単に言うと、人間の代わりに主にオフィス内での業務を自動化するためのITロボットのことです。

ルールエンジン・画像認識・機械学習・人工知能(AI)などの技術を組み合わせて業務効率化・業務自動化を行うホワイトカラー業務向けのITロボットを表し、業務向けのITロボットが人間に代わってコンピューターのオペレーションを行います。

メリット 1 – 人的ミスの削減 ~ 誤データの見直し時間を減らす

人的ミス(ヒューマンエラー)とは、どのようなものがあるでしょうか?身近な例では、入力ミスや入力漏れが挙げられるでしょう。それらの人的ミスを防ぐために、複数人でデータのチェックを行うのが一般的です。それでもミスが発覚した際には、ミスが起きたポイントがどこにあるのかを探したり、作業をやり直したりといったムダな時間がタイではよく発生ます。

RPAをもっと知りタイ!第1回」でも紹介した通り、RPAはITロボットですから、人間のように疲れることもなく、ちょっとした見落としや転記ミスのような単純なミスは起こしません。つまり、今まで人的ミスによって起きていた問題が減ることで、その原因究明のための調査時間といった「見直し時間」のムダも削減されると言えます。

人的ミスの削減 ~ (1) 誤入力・転記ミスを防ぐ

人間の場合

たくさんのデータ入力を行う際、どんなに気をつけていても、数字や文字の見落としや見間違い、手元の誤操作によるタイプミスなど、単純なミスが起こりえます。

特に数字の誤入力は起こりやすく、その結果、「〆処理時に合計金額が合わない」「納品ミスがあった」「在庫の数字が合わない」などといった二次被害が発生しやすくなります。

RPAの場合

ロボットが命令された通りに自動で作業を行うため、人間のような単純ミスは起こりません。RPAでは、指示された通りのデータを、数字の見間違いやタイプミスすることなく、そのまま入力していきます。

そのため、ミスを防ぐための単純な2重チェックも必要なく、人間がするべきことは、RPAが入力を全て完了した際に、合計金額などの最終結果を確認することです。

人的ミスの削減 ~ (2) 作業漏れを防ぐ

人間の場合

何度も繰り返す大量の作業項目があった場合、そのうちの作業を「うっかり」とやり忘れてしまうことがあります。

RPAの場合

リストにある作業項目を順番通りに自動で実行していくため、「うっかり」といったことはありません。

メリット 2 – 作業時間の短縮

業務時間中であるにも関わらず、スマートフォンで家族や友人と頻繁に連絡を取り合っていたり、動画を見ながら優雅にティータイムを楽しんでいたり。そんな従業員のマイペースな姿を前に、「集中して業務に取り組めば、本来ならば1日で終わる作業なのに・・・」と感じたことがある方も多いのではないでしょうか?マイペースに仕事しがちなタイだからこそ、RPAによる作業時間の短縮は、日本以上に効果が出やすいと言えるでしょう。

メリット 3 – 属人化リスクの回避

ジョブホッピング(転職)が当たり前のタイでは、各担当者の業務が属人化しないように配慮する必要があると考える人は少なくありません。しかし、「Aさんしか知らない」「Aさんでないと実行できない」という業務が実際には数多く存在します。そうした属人化の課題は、RPAで解決できる場合があります。

ロボットが行うことで、「属【人】化」がなくなる

そもそも属人化とは、ある特定の人物・Aさんの代わりになる人がおらず、Aさんだけしか業務が出来ない状況が起きてしまうことです。

ですから、いくらでも代替可能なロボット・RPAが作業を実行できる状況になれば、属人化という状況自体が起きにくくなります。

RPA導入の際に、業務フローの整理・可視化を行う

属人化の1番の原因は、「その人にしか分からない業務フロー」が蔓延していることです。Aさんの頭の中にのみ業務フローが描かれており、Aさん以外には、その業務がどのようなものなのかが見えません。

しかし、RPAはロボットですから、作業の手順を明確に教えてあげる必要があります。RPAに作業の手順を教えるためには、まずは業務フローを確認・整理します。業務フローにムダがあれば、作業手順や内容を見直しながら「業務フローの交通整理」を行いましょう。そうして整理された業務フローをRPAに覚えさせます。RPAに教えるために業務フローや作業手順が可視化されていくことで、「Aさんにしか分からない業務フロー」という事態が回避されていくのです。

メリット 4 – 負荷の軽減 ~ 本来やるべき業務の質を高める

RPA導入のお手伝いをさせていただく中で、タイで実際にRPAを導入した担当部署から1番多くいただく声が、マネージャーの方々による「仕事が楽になった」「本来の仕事に集中出来るようになった」という内容です。

詳細は こちら ↓
[ RPA導入による一例 ~ RPA導入後、とあるタイ人マネージャーに起きた変化 ]

RPAが業務の一部を代行することで、負荷が高すぎた業務量を改善していくことが出来ます。負荷が軽減されることによって、それまで単純作業に充てられていた時間は、本来やるべきであった会社や部署全体の「改善」のための時間へと変えていくことが可能となるのです。

優秀なマネージャー達の日々の業務負荷を軽減し、本来するべき業務に集中・仕事の質を高めていってもらうことこそが、会社全体の利益を高めていく1番の近道なのではないでしょうか。

まとめ:タイならではのRPA導入効果を考える

いかがでしたでしょうか?日本の職場環境とは異なる観点で、タイにおけるRPA導入メリットを見つけることは出来ましたか?最後に、今までご紹介したタイならではの導入メリットを振り返ってみましょう。

タイだからこそ!RPAの導入メリットとは : 最後に、おさらいしてみましょう。

  1. 単純な転記ミスや作業漏れのような人的ミスを防ぐことで、複数人チェックや見直し時間が削減できる。
  2. マイペースな仕事の進め方が多いタイでは、日本以上に作業時間短縮の効果が出やすい。
  3. 整理・可視化された業務フローをITロボットのRPAが実行することで、属人化リスクを回避する。
  4. 日々の業務負荷を軽減することで、マネージャーが本来の仕事に集中できる。

「働き方改革」を推し進める日本に比べると、人間が単純な繰り返し作業を行っている場面がタイにはまだまだ多くあります。そのために、人的ミスの発生も起こりやすく、優秀なマネージャーにとっても負荷の要因となりやすいのです。

「人海戦術」が中心だったタイでRPAを導入することは、そうした「ヒューマンエラー」と「業務負荷」を同時に減らしていくことが出来るため、導入効果が出やすいとも言えるのではないでしょうか。

RPAをもっと知りタイ!シリーズコラム

「RPAをもっと知りタイ!今日から始める業務改善~オフィス内の自動化とは」のコラムはこちらで公開中。

RPAコラム第1回:導入目的と成果
RPAコラム第2回:タイでの導入メリット

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